厚労省が呼びかけ
厚生労働省は6月3日、熱中症予防を広く国民へ呼びかけるよう各自治体などに対し協力を求めた。同省では、昨年の猛暑による熱中症の死亡者数など健康被害が増加したとした上で、対策の重要性がさらに高まっているとの認識を示している。
今年の夏は、平年並みかそれより高いという気象庁の予報があるが、東日本大震災および福島第一原発事故などによる電力供給不足が予想され、節電への取り組みが広く行われているため、同省は、エアコンなどの使用抑制が予想される中、弱者対策としても熱中症への対応が重要な課題だとしている。
無理せず適度なエアコン使用を
同省では、熱中症予防を呼びかけるため「熱中症を防ぐために ~国民の皆さまに取り組んでいただきたいこと~」と題したリーフレットを作成した。
この中では、熱中症の予防には「水分補給」と「暑さを避けること」が大切だとしており、暑いときは無理をせず適度にエアコンを使用するよう呼びかけている。また、特に熱中症にかかりやすい高齢者や子どもなどに対しては周囲が注意深く見守る必要があるとしている。詳しい内容は厚労省のホームページで閲覧することができる。
熱中症を防ぐために|報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ei44.html