どう見てもとんでもない母親だが、証拠が・・・
アメリカのフロリダ州で2歳の娘ケーリーちゃんを殺害したとして起訴されたケーシー・アンソニー被告に無罪判決が言い渡されたと日本でもマスコミが大きく報じているが、アメリカでは大変な注目を集めているようだ。
娘の行方がわからなくなって以降の行動や、警察に対するうその供述など、子を持つ親から見れば、一般の常識や道徳などから大きく逸脱したとんでもない母親だが、十分な証拠がなかったようだ。
NHKでは児童虐待をテーマにドラマ
日本でもほぼ1年前に、3歳と1歳の娘を自宅に閉じ込めて餓死させたとして若い母親が逮捕された大阪の事件を思い出した人がいるかもしれない。子どもがじゃまだったという面で似ているところがあるのかもしれない。
この事件を契機としてNHK大阪が児童虐待をテーマにした石野真子や谷村美月が出演する「やさしい花」というドラマを制作、9月ごろに放送されるという。
こうしたネグレクト(育児放棄)による事件では、是枝裕和監督の「誰も知らない」という映画の題材にもなった巣鴨子ども置き去り事件は多くの人に衝撃を与えた。また、3歳の娘を段ボールの中に20日近く放置して死亡させた愛知県の事件を取材した「ネグレクト 育児放棄―真奈ちゃんはなぜ死んだか」(杉山春著、小学館)も衝撃的な内容だった。
7月に入ってからも、1歳の男の子に食事などを与えず死亡させたとして24歳の母親が逮捕された事件が千葉で起きている。また、同じ千葉で1歳の男の子が死亡した事件で父親が逮捕された。さらに、3歳の女の子らの顔を掃除機で吸うなどの暴行で母親と交際相手の男が傷害容疑で逮捕されるなど、こうした事件が連日のように報じられ、赤の他人とはいえ、心を痛めている人が多くいることだろう。
NHK大阪放送局 | 子どもを守れ! | やさしい花ネグレクト 育児放棄―真奈ちゃんはなぜ死んだか(Amazon.co.jp)